宇部市在住書家『池田知穂』公式ブログサイト
9月 16日(火)
弟子のひとりが結婚する。小さい頃から書道を続け大人になった今も仕事をしながら
頑張っている彼女が結婚...感慨深いものがある。週に一度の付き合いだけど性格も
しっかり知り尽くし娘のような彼女である。どうぞ幸多かれと祈るばかりだ。
餞になにか贈りたいが言葉が見付からない。
「愛はお互いを見つめ合うことなんかじゃない、二人で同じ方向を見つめることだ。」
私の大好きなサン・テグジュペリの言葉だがラブラブで夢いっぱいの二人にはちょっと不向き
かな?ボツにしたが好きな言葉なのでここで紹介することにした。
9月 14日(日)
無事、学生展の審査は終了。子供らしく素直で元気な作品あり、自由課題の部門では大人
顔負けの熟練の作品ありで充実した内容だった。展覧会は入賞するとメダルやトロフィーの
ご褒美があり1回でも入賞経験すると、また...と子供なりに欲がでるものだ。でもその欲は
空回りしてはダメ、希望や夢、目標として頑張るのはいいがそればかり気にすると作品に
おおらかさが出ない。好きで無心に書くうちに自然に良いものが生まれる。
同じことが私達大人にも言える、もっとも言うのは簡単だが実践は難しいものだ。
「無一物」すべてを投げ捨て、一切の執着から解き放たれた時、すべてを得るという禅語。
9月 13日(土)
玄游書展の準備は順調に進んでいる。
教室のない今日、私は自分の係の仕事で一般作品の名札書きをした。姓号や釈文等を小さな
カードに書き込んでいく。作品の側に貼るのだからいい加減には書けない、小筆できっちりと...
結構根気がいる作業。こういうきちんとした文字も書くことができないとプロとは言えないのだ。
さて出来ばえは?
明日は学生展の審査会、どんな作品が出てくるのか楽しみである。子供らしく生き生きした
作品に逢えることを楽しみにしています!
9月 11日(木)
今日は文がなんだかうまくまとまらず...
相変わらずの教室と家の往復、変ることのない書道三昧の日々である。
昨日のことだが、子供に書いてみせていると「先生はいつから習字をならったの?どうして
そんなに上手なの?」と褒められ戸惑う。私の答えは「小学校一年からならったのよ。それから
ずうっと毎日毎日練習しているの。」そうすると目をまあるくして「毎日?うっそー!」
まあ、すこしオーバーだけど...本当だ。毎日毎日コツコツとである。努力もしないで上手くなる
なんて世の中そんなに甘くないんだよ。
「ふるさとは雲の先なり秋の暮」一茶の句、ふるさとを思い出させるほど美しい秋の雲だ。
9月 9日(火)
左はマンゴーの芽、果実を食べたあとの種からでたものだ。昨年も確か紹介したと思うが冬の
寒さで残念ながら枯れてしまった。今年は暑さが厳しかったせいか、すごく元気!緑の色も濃く
しっかりしている。
今度こそりっぱに育て、と優しい気持ちで見守る毎日だ。こういうものを見るときは不思議に
優しくて普段とは違う(仏様みたいな?)眼になっている自分に気がつく。
書いたのは「仏心」、甲骨文字で仏という字もニンベンにドルのマークみたいな面白い形だが
れっきとした仏という字。
9月 8日(月)
深まる秋、日中はじりじりと暑いが空は一段と高くなったし、雲の形も夏とは全く違う。
今夜も澄み切った空にくっきりと三日月、虫の声が「秋ですよ!」と言っているようで嬉しい。
もっとも、私は下駄履きで洗濯物を干しながらのお月見である。自然から受ける心地よさは
何と言ったらいいか...人間を体の奥底から活性化してくれるものがあるようだ。月を題材に
した俳句を書いた。「十五夜や、すすきかざして童達」 作品の側には我が家のすすきを添えた。
ところで、先日投稿した秋刀魚のアブラは油ではなく脂でした。文字を間違え恥ずかしいデス。