宇部市在住書家『池田知穂』公式ブログサイト
3月 25日(木)
ここのところ、お天気がすっきりしない。今日も朝から晴れるのか、雨なのかどっちか
にしてよねと言いたくなる、一日中ぐずついた天気で肌寒かった。
でも本を読んでみると、春の曇り空は桜の花を美しく見せるとか。
今日は先日お亡くなりになった吉田成堂先生の告別式、式に参列はできなかったが
遠くよりご冥福をお祈りした。先生の思い出は、優しくもあり厳しくもあった方で、昔
熱海の錬成会で私が礼儀を欠いたことですごく叱られたこと。だけど本気で怒って
下さったことに感謝している。私のように下の者でも「知穂、知穂」と親しく声をかけて
下さり、包容力の大きな方だった。今日の雨は涙雨に思えて仕方ない。
「養・中国では花を養う空という意味から花曇りを養花天と呼ぶ」
3月 23日(火)
「我が胸は熱く夢を追い続けるなり」ローマ字でSUBARUと添えた。
あまりにも有名な谷村新司の昴の歌詞の一節、来週に迫った宇部玄游展の作品が
まだ出来ていなくて...ほんとに切羽詰って書いた。これは出品はしなくて他の素材
を出品することにしたが、私達の年代なら誰もが好きなフレーズだと思う。
この詩の如くずーっと夢を追い続けていたいと思うこの頃なのだ。
昨日はヤングセミナーでたくさんの子供達のなか、ちょっと疲れたがこれは心地よい
ものだ。のびのびと筆を持ったこの1日の経験を忘れずに書道って色々あるんだな!
奥が深いぞ!という気持ちを持っていてほしいと思っている。
3月 19日(金)
佐保姫とは、春の女神。玄游会の月間誌の課題の中に佐保姫という言葉があって
調べてくれた人がいて初めて知った。ちなみに秋の女神は竜田姫とある。
佐保姫が春をつれてくるというのだが、あらためて日本語の美しさを感じる。
陽ざしの中にいるとポカポカ暖かだが、ちょっと風は冷たい。早く春よ来いと思って
いるのに明日からはまた春の嵐とか...寒がりの私としてはその佐保姫様と
1日も早く会いたいものだ。地球温暖化というもののこんなに春の到来が足踏み
ばかりしている年もめずらしいのではないかな。
3月 17日(水)
負うとは背負うの意味。「負うた子に教えられ」という言葉の通り、人を教えている
つもりの立場ながら、逆に教えられることのなんと多いことか...病院の母を毎日
見舞うことと毎日の教室と家のことと近くに迫ったヤングセミナーの準備でとにかく
バクハツ寸前の脳みそだけど、実に爽やかなことがあったので思わず筆を取った。
熊本大の大学院を卒業、大手企業に就職が決まり都会へ行くという弟子のS君、
小学生から大学まで教室に通った、大学院では通信で毎月ではないが書道誌にも
出品、就職後も出来るかぎり頑張るという。システムエンジニアの仕事なので気分
転換にも良いのかもしれない。教室の終わるころを見計らって挨拶に来てさりげなく
教室の後片付けを手伝って帰った。自分の都合だけで動く人が多い昨今、めずらしく
相手の立場を思いやることができる若者である。爽やかな後姿に幸多かれと祈った。
3月 12日(金)
午前零時をすぎて日付が変った。この頃なかなかその日のうちに用事が済まない。
今日はやめ!と思ったが、めずらしい竹の油からつくったという墨が手に入ったので、
書いてみたくて墨を磨った。なんだか濃くならない、磨っても手ごたえのない磨り心地
である。それでも少し磨っていると何だか少し粘りが出て、ちょっとは濃いかな?
一枚書いてみる、墨の色はまずまずだが腕がだめだ...何枚か書くうちに墨が残り
少なくなって、薄めてみたのがこれ。まだ濡れた状態でカメラに収めたが、乾いたら
墨色は変化するのでなんとも言えない。
教室での話、四游展で大きな作品を見て「気持ちよさそう!密かにあんなの書いて
みたくなった!」という感想にちょっと嬉しい気持ちになった。そうです、大きな筆で
身体を使って書くことはストレス解消にもってこいですよ。
3月 10日(水)
朝からなんと雪、雪である。なごり雪というかそれにしてもこれでもか!というほど
降る。一面銀世界だが、水分の多い雪なので始末が悪く、道路はシャーベット状態
で濡れるし滑る。悪いことだらけ、母の待つ病院へ朝出かけたらいつもなら15分の
ところが1時間かかった。雪の積もった道はノーマルタイヤの車はさすがにのろのろ
運転で、雪のない国道は大渋滞、その上救急車が行ったり来たり、たいへんだった。
ただ車中からの景色は抜群で、「しまった!カメラを持ってくればよかった。」と思った
程だった。
なごり雪といえば私達の年代はこれ!「イルカ」の歌声しかない、青春そのものだ。