宇部市在住書家『池田知穂』公式ブログサイト
3月 8日(月)
仕事(教室)と病院と家のことで長いような短いような...あっという間の1日が終了。
昨日決意表明をしたばかりなので、とにかく今日の一枚を書くことにする。谺して山
ほととぎすほしいまま..これはあまりにも有名な杉田久女の句だが目に飛び込んで
きた。雄大でなんだか奥深い山の中、ほととぎすの声とその谺、そんな風景が目に
飛び込んでくる。千住明の曲で題名はわからないが何年か前NHKの朝ドラの主題曲
だった曲、曲作りのため和歌山が舞台のドラマにあわせて何度も紀州の山に
入ってイメージ作りをしたとか聞いた(記憶違いでなければ)。その曲を聴くと奥深い
山に入ったような、木の香が漂ってくるような錯覚に陥るのだが、それと同じ感覚の
俳句だ。すべからく作品とはこうでなくてはいけない、なんて偉そうに...思うのだ。
前置きが長かったが雄大さが出るといいなと思ってとりあえず書いた。推敲する時間
がなくてこの一枚のみだ。
母のことを書いたら早速何人かの人に「お母様大丈夫?」と聞かれ、そうだよね
このブログで公開しているんだもの、あらためてブログの凄さを感じる。
母はお陰様で少しずつ快方に向っています、ありがとうございます。
3月 7日(日)
予定では今日は東京にいるはずだった。5日(金)から上京、創玄展など色々な
展覧会を見て脳に刺激を与えて...ところが、木曜日、母が急に具合が悪く、吐血
救急車で...もうだめかと思ったが、幸いというか薬の副作用にる胃潰瘍だった。
しばらく入院となる。しばらくは絶食でたくさん管が通っており、身動きならない。
潰瘍の部分を胃カメラの映像でみたが、このひとつの潰瘍であんなに吐血するのか、
と思った。
そんなこんなで楽しみにしていた東京行きは急きょキャンセル、病院通いの毎日と
なる。お陰と言ったらへんだが、四游関連のやりのこした雑用はなんとか片付く。
やっと玄游誌の3月号の手本を書くところまでこぎつけた。
これは手本の合い間に書いた一枚、「あの山を越えてゆきたい」人生の折り返し点も
とっくに過ぎた私だけどこの先どんな山が待っているのやら?大きなイベント「四游」
も終わって新しい一歩を踏み出す私の決意表明である!エヘン!大袈裟だったな。
3月 2日(火)
「四游」展の残務整理がとりあえずひと段落した。待ったをかけていた自分の仕事が
あれもこれもという感じで押し寄せてきて、正にパニックだ。
それに昨日の夜更かしがたたって、上のまぶたと下のまぶたがくっつきそうで...
でもなんとか今日の一枚を書いてみた。「それもよからう草が咲いている」山頭火の
句だが、これが目に飛び込んできた。
入賞とかそんなものを超えた作品ということで「四游」に取り組んだが、これが転機に
なるかどうか、怪しいものである。ただ今思っていることは、これからの書に向う心は
気負わず、自然体、ということだけだ。草という言葉が心に響いた。
たいき様、書展に来てくださってありがとうございました。多くの皆さんに励まされて
感謝、これを糧に頑張りたいです!
うせん様、楽しい3日間でした。またお互い頑張りましょう。
3月 1日(月)
もう日付は変ったが、まだ仕事は終了せず...
楽しかった後は、お仕事が嵐のように迫って容赦をしないのだ。
今日は絶対書くぞ!と決めていたが、私の部屋はご覧の通り、血液型Aとは思えぬ
散らかりぶりだ。
というわけで今夜は、もう少し仕事をしたら休むことにする。この年になると睡眠不足
には勝てないのだ。
上は皆さんから頂いたお花の数々。嬉しかったこの一年を自分の糧にこれからも
頑張る覚悟で、今日はとりあえずお休みなさい。
2月 26日(金)
「四游」展にたくさんの方をお迎えして、あっという間に1日が終了した。
作品についてのご説明をしながら、作品作りが苦しいけれど楽しくて...とお話
しているうちに、師匠の言葉を思い出した。まだ試行錯誤の段階であぶら汗を流して
いたころ「君はこれを書いていて楽しいかね?自分が楽しく書かなきゃ見る人は絶対
楽しくないよ。」グサーッときた。苦しくて苦しくて早くなんとかならないか..と思い
ながら書いていたのだから...師匠の眼力は恐いと思った。
でも最終的には、楽しいというか、それなりに無心で書いたという気もする。
見てくださる方が気持ちいいと言ってくださるのは、4人とも邪念なく、本気で苦しみ
本気で楽しんで書いたからかもしれない。心の喜びは伝わるようだ。
貴様、昨日はありがとうございました。会場でお待ちしていますね。
2月 24日(水)
いよいよ明日は「四游」展の搬入作業だ。どうやら、予報だと天気は下り坂、これ
ばかりはどうしようもない。金曜は雨か...
それにしても、この話が持ち上がったのは昨年の3月、創玄展(東京)で刺激を受けて
冗談のような話から現実となった。いつかやろう!出来たらいいね!の話に桂雪先生
のひとこと、「いつかではだめだ、今年中にヤレ!」これには目がテンだった。
会場取りの関係で年は越したが、なんとか明日の展示へと...
色々準備ができて、一抹の不安は自分の作品の出来だ。今さらどうしようもないが
やはり不安である。でも山あり谷ありの人生ながら、こうして書ができることに感謝
しながら最終日まで頑張ろうと思う。皆様、お待ちしております!
「はる・春風のワルツが聞こえてきたよ、うれしいね」